All Inのバックステージでジャック・ペリーと喧嘩し、解雇されたCMパンク。ショーの進行を監督するゴリラポジション付近で喧嘩を起こし、無関係のスタッフらに危害を及ぼしかねない状況を作ってしまったことを、団体は重く捉えました。
喧嘩により出場停止処分を受けた後、パンクは出席したイベントでプロレスラーとしてのやりがいや若手から感謝されることへの喜びを語っており、プロレスラーとしての活動に意欲的であることを示していました。その後の解雇劇で心境に変化があったかもしれませんが、他団体に活躍の場を求める可能性は十分に考えられます。
通常、レスラーが団体との契約を全うせずに解雇・退団となった場合、レスラーには他団体との契約や参戦を制限する競業回避義務が課されます。WWEの場合、メインロースターは90日間、NXTロースターは30日間、他団体と契約することはできません。
パンクとAEWはどのような契約を結んでいたのか?パンクに出場停止処分は課されているのか?PPV「ALL OUT」終了後の記者会見の中でこの点について質問されたトニー・カーン社長は、次のように答えました。
その意味での解雇条件については話したくない。CMパンク、フィルがプロレスラーとしてAEWでやってくれたことのすべてに感謝したい。
懲戒委員会や外部の弁護士、また俺自身にとって、彼を解雇するという決断を下すのは簡単なことではなかったと思う。ただ、正しい選択だったと考えているよ。将来何が起こるかについては、俺からは何も言えない。
もしパンクが活動を継続するなら、彼にふさわしいステージはWWEでしょう。しかし、報道によれば、彼はWWEのトップスターたちと相変わらず関係が非常に悪いとのこと。AEW退団の経緯も印象が悪いでしょうし、移籍先を探すのは大変かもしれません。
(Fightful)