All Inのバックステージで起きたCMパンクとジャック・ペリーの喧嘩。ショーの進行を監督するゴリラポジションのすぐ近くで勃発した喧嘩は多くのレスラーやスタッフが目撃することになり、トニー・カーン社長はその場にあったモニターが彼の方へ倒れてくるという形で直接的な被害を受けました。
この喧嘩を受け、AEWは調査を開始。その結果として、トニーはパンクの解雇を決断しました。先日放送されたCollisionのオープニングで視聴者へ事情を説明したトニーは、無関係のスタッフなどを動揺させたこと、そして彼自身が「生命の危機」を感じたことが解雇の要因になっていることを明かしています。
この事件は残念なもので、バックステージの人々に危険を感じさせた。毎週番組を制作するスタッフや、なんの関係もない無実の人たちもそこに含まれている。
俺は30年以上もプロレスのショーに足を運んできた。AEWで番組制作を始めたから4年になる。でも、All Inであんなことが起きるまで、プロレスのショーで自分の安全や生命が危険に晒されると感じたことは一度もなかったんだ。
モニターが倒れてきたことや、レスラー同士の喧嘩を至近距離で目撃したことが「生命の危機」を感じたということなのか?この点には多くの憶測が飛び交っています。
PW Torchは、多くの目撃者がいたパンクとペリーの喧嘩以外に、パンクとトニーの間で「目撃者のいない事件」が起き、それが「生命が危険に晒されると感じた」ことだったのではないか、と推測しています。モニターが倒れてきたことを指している言葉ではない、ということですね。このことを裏付ける情報も持っているそうです。
以前、PW TorchはAll Inのバックステージでパンクがトニーに「激しく、強烈な態度」で怒りをぶつけるシーンがあったと報じています。トラベルイシューなど、様々な要因で不満を募らせていたとされるパンクと、彼の大ファンであるトニーの間に、一体何があったのでしょうか。
(PW Torch, WrestlingNews.co)