タッグチーム戦線のレベルが非常に高いAEWにおいて、サンタナ & オルティスの存在はとても大きなものでした。
インパクト・レスリングなどでLAXとして活動していた2人は、2019年にAEWと契約。いわゆる初期メンバーです。
2022年のBlood and Gutsマッチでサンタナが大怪我を負った後は活動していませんでしたが、現地8月27日の8万人規模(実際の入場者数は7万人)のイギリス大会All Inでは2人揃ってスタジアム・スタンピードマッチに出場しました。
しかし、サンタナが大怪我をする前から2人の不仲はたびたび話題になっており、2人と親交の深いAAAコナンもこれを認めています。最近、2人はSNS上で口論し、再び2人のリアルな人間関係に注目が集まっています。
レスリング・オブザーバーによれば、2人が揃ってAll Inに出場した背景に、AEWがサンタナに対してオルティスと試合に出るよう「説得」したという出来事があったそうです。試合中やテレビ番組でのセグメントにおいて、2人が同じ画面に映ることは殆どありませんでした。
なぜ2人は仲違いしてしまったのか?それは、2人の価値観の違いにあるようです。
サンタナはAEWでの境遇に不満を感じ、団体との関係を終わらせたいと考えていました。実際、Twitterで退団をほのめかすようなツイートをしていた時期もありましたが、長期欠場により契約が延長されている状態です。
その一方で、オルティスはAEWから安定した給与を受け取ることに満足しているとのこと。この違いが、2人で足並みを揃えて活動していく上で大きな支障になっているようです。
今後、2人があの素晴らしいタッグチームを復活させるかどうかはわかりません。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)