メキシコの禁断の扉が少しだけ開いた…?
今日、AEWは現地10月20日放送のRampageにCMLLからミスティコが参戦し、新日本プロレスのロッキー・ロメロと対戦することを発表しました。
AWESOME!!! You know what this means… https://t.co/x6NI9A0Kku
— Bryan Danielson (@bryandanielson) October 12, 2023
CMLL所属のルチャドールが、ライバル団体AAAとの繋がりを持つAEWに参戦するのはかなりスリリングなことです。とてもスリリングです。
CMLLとAAAの間には壮絶な断絶があり、協力は不可能とされています。AEWとAAAの関係により、AEWと新日本プロの合同興行Forbidden Doorには、AAAとの関わりを持つAEW所属のメキシコ人レスラーたちが参戦できていません。CMLLは新日本と友好関係にあるためです。
両団体の亀裂は、CMLLの人気ルチャドールだったルーシュ&ドラゴン・リーが退団する要因にもなりました。2人は、AAAのルチャドールも参加するショーに出場したことを咎められたのです。
ミスティコと対戦するロメロは新日本の海外戦略において大きな働きを果たしている重要人物です。近年、CMLLに定期参戦している彼は、CMLLとAAAの断絶を嘆き、その関係改善を強く望んでいました。
今回のミスティコ VS ロメロがAEWのリングで実現する背景は不明ですが、ロメロが大きな役割を果たしている可能性もゼロではないでしょう。以下は、彼の以前の発言です。
俺は、プロレス界の架け橋になるために最善を尽くしている。30年とか40年も続いてきた古いやり方やビジネスを理解し、少しでもテコ入れできないか、変えられないかを考えている。
本当の禁断の扉はCMLLとAAAの間にあるんだ。一緒に仕事をしろとは言わないけど、両者の関係については、もう少し寛容になるように物事を円滑に進めるべきだと俺は思う。