2019年にAEWが設立されてから、WWEとAEWの争いが注目を集めています。
WWEの方がロースターの層も団体の規模も収益もAEWを圧倒していますが、AEWはインディ色の強い番組制作で良質なショーを制作しています。ゴシップの話題も多いですが…。
2019年から2021年まで裏番組として放送されていたWWE・NXTとAEW・Dynamiteの視聴率戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」をはじめ、両団体の関係や争いはプロレス界全体を良くするポジティブなもの、と受け止められています。その一方で、両団体の関係者(特にAEW側)やファンたちが競合相手を挑発する「部族主義」的な対立もあり、一部で問題視されています。
WWE殿堂入りレスラーで、AEWではコーチを務めるマーク・ヘンリーは、出演したPodcast番組の中で両団体の争いについて語り、「戦争ではない」という持論を展開しました。
戦争なんてない。戦争ってどういう意味だと思ってるんだ?要するに、それは各セグメントの視聴率争いのことだよ。
誰かがテレビ番組に出ている時、視聴者はチャンネルを変えるだろうか?俺の話だけど、Sexual Chocolateの俺を見ていた視聴者はチャンネルを変えなかった。「世界最強の男」がHall of Painをやっていた時もそうだった。ブッカーTがキング・ブッカーだった時もそうだね。だから、戦争というのは、セグメントと個々のレスラーにあるんだ。
でも、もし俺がWWEなら、AEWの番組の裏で自分たちの番組を放送しようとはしないだろうな。すべての注目を集めたいから。もし俺がAEWなら、WWEの番組が放送されている曜日に自分たちの番組はやらない。
(現地10月10日に)DynamiteがNXTと同じ火曜日に放送されたのは、仕方なくそうせざるを得なかったからだ。WWEのシリアルにおしっこを引っ掛けるようなものじゃなかったよ。
Dynamiteの放送曜日から水曜日から火曜日に移動したのは、Dynamiteを放送するTBSがMLBのプレーオフを放送したからでした。