2021年夏から2023年9月までのAEWでの活動において、CMパンクの側にはプロデューサーのエース・スティールがいました。
かつてパンクやコルト・カバナを指導したスティールは、パンクにとって師匠的な存在。私生活でも親しく、スティールはパンクに関するクリエイティブを担当していました。
しかし、2人は2022年秋のPPV「ALL OUT」のバックステージでThe Elite(ヤング・バックス&ケニー・オメガ)と大喧嘩を起こし、AEWでの立場が危うくなりました。ケニーの腕に噛み付いたとされるスティールは解雇。パンクを含むその他の関係者には出場停止処分が課されました。
その後、2023年6月にCollisionの中心人物としてAEWへ復帰した彼は、そこへ至る過程の中でスティールをAEWに復職させることに成功。しかし、8月のイギリス大会All Inのバックステージでジャック・ペリーと喧嘩したことにより、9月に解雇されました。
スティールもその後を追うように解雇されましたが、パンクは11月のWWE・Survivor SeriesでWWEへ復帰。今は幸せそうです。
パンクに関する問題の当事者でもあったスティールは、最新のインタビューの中でALL OUTでの大喧嘩やパンクのWWE復帰について、次のように語りました。
まあ、俺は多くの素晴らしい人々と一緒に働いたよ。中には素晴らしい人もいれば、そうでない人もいたな。
この業界にはまだファミリーが存在している。俺たちの誰も言えないこともあるんだ。俺の妻が唯一その話をできる人かもしれないね。彼女は喧嘩が起きた現場にいたから。(ALL OUTでの大喧嘩について)ファミリーとは遊ばないことだな。
俺が世界中で指導してきた中でもナンバーワンの生徒がプロレス界に戻ってきて、彼が一体誰なのかを世界に見せることを、俺はとても誇りに思ってる。
みんなが彼を嫌う理由や何であれ、彼はでたらめではないし、彼はたわごとを受け入れないし、軽く見てもいないよ。そして、たわごとにうんざりしたら、爆発するか、自分で事を処理して自分を守るかのどちらかを選ぶのが人間だ。
(大喧嘩が起きた後でさまざまな噂が報じられたことについて)それが起こった時、誰も俺のメンタルヘルスを気にしてくれなかった。
俺は、以前AT&Tでマネージャーとして働いていた。10年間、俺はファイバースプライサーのハイエンドマネージャーだったんだ。でも、俺がなぜその職を辞めたのかは誰も知らないだろ? それはどこにも報じられていない。[…]そういうことが、なぜそんなに重要なんだ?
(Wrestling Inc)