東京オリンピック・レスリング男子フリースタイル125キロ級の金メダリストという経歴を持つゲイブル・スティーブソン。彼のWWEデビューは失敗に終わりました。
2023年のThe Great American Bashでバロン・コービンを相手にデビューした彼はファンの心を掴むことができず、試合中にヒールのはずのコービンへ声援が飛んだり、ダブルカウントアウトという決着に大きな批判が集まったりと、散々な目に遭いました。
彼が優れたアスリートなのは言うまでもありませんが、プロレスへの適応には時間がかかるのでしょう。The Great American Bash以降、彼はテレビ番組やPLEで試合をしておらず、ハウスショーで経験を積んでいます。
デビュー戦の相手になったコービンは、最新のインタビューでスティーブソンへの同情と、彼が歩む険しい道のりについて語りました。
彼は厳しい戦いを強いられているよね。
次世代のレイ・ミステリオになるという大きな期待をかけられてWWEへやってくる人は、残念ながら期待に応えられない。レイ・ミステリオのような人は二度と現れないんだ。誰であろうと、どこから来たとしても。
それは、(スティーブソンと同じくレスリングのオリンピッグ金メダリストである)WWE殿堂入りレスラーののカート・アングルも同じなんだよ。
あのカート・アングル自分を比較したって、目の前のハードルを超えることは決してできない。なぜなら、カート・アングルがやったことを超えられる人はいないから。彼はプロレスの歴史に名を残す最高のレスラーだよ。
アングルも言っているように、スティーブソンは「カート・アングルの幻影」を乗り越える必要があります。これほど困難なハードルを設定されるのは酷な話ですね…。
(Wrestling Inc)