Royal Rumbleで上腕三頭筋を負傷したCMパンク。
彼はレッスルマニア40でセス・ロリンズの持つWWE世界ヘビー級王座に挑戦することが有力視されていましたが、この負傷により実現することはできなくなりました。
これにより、レッスルマニア40の計画は大きな変更を余儀なくされ、一時はRoyal Rumbleで優勝したコーディ・ローデスがローマン・レインズとの対戦をザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)へ譲り、セスと対戦することが決定。ファンからの反発を受けてロック様が「計画を元に戻すべきだ」と主張し、結局はコーディとレインズが対戦することが決まり、Elimination Chamberでの男子エリミネーション・チェンバー・マッチの勝者がセスとの対戦権を得ることになりました。
最新のインタビューで、パンクはレッスルマニア40を揺るがすことになった負傷について、次のように語りました。
レッスルマニアのメインイベントを務めるつもりだった。予定が狂ってしまったのは明らかだけどね。アスリートには、こういうことが起こるものだ。肉体的な痛みはどうでもいいけど、精神的にはもっとタフなこと。でも、道の途中のひとつの段差だと捉えているよ。これは職業上避けられない危険で、どうしても起こることだ。もっと大きく、もっと良くなって戻ってくるよ。
俺は不器用なバカだよな。2年前に左の上腕三頭筋を断裂したんだ。だから、右の腕が嫉妬したんだよ。俺は古い車みたいなヤツで、72年式のシボレー・ノバみたいなものだよ。たまには部品を変えなきゃいけない。エンジンはまだまだ強力だから、全ての部品を修理すれば、まだやっていけるさ。
復帰には6〜8ヶ月かかると思うけど、競争に戻ることに急いではいない。健康になること、良くなることのほうが急ぎの用件だね。それを早く実現できれば、戻ってきた時にはもっと良くなっているだろう。
また、彼はWWEへの復帰の意欲や、2014年にWWEを離れ、2023年に復帰するまでの間について、次のように語りました。
WWEへの復帰は、ただ時間の問題だ。タイミングが全てだからね。WWEと契約する前も、長い間プロレスをしていた。そして、10年間ずっと休みなしで働いたよ。身体に影響もあった。
俺が以前にやったことがなかったのは、全てをバランスさせようとすることだった。バランスが鍵だ。今や多くのファイターやレスラーがバランスを意識している。でも、若くてエネルギーに満ち溢れていた頃、めぐってくるチャンスを全て受け入れなきゃいけないと思ったなら、いいえとは言えないだろ?そして、しばらくすると、燃え尽きる。俺は10年前に燃え尽きて、他のことをやっていった。
時間が全ての傷を癒す。ゆっくりと、10年前に起きたことの多くがもう重要でないことに気づき始める。WWEにはいろんな人たちが出入りし、あの頃とは責任者も変わった。復帰した俺は、古いスリッパのようにぴったり合うかもしれないね。戻って良かったと思うし、戻り方やそれがどれだけ大きかったかにとても満足している。ここに至るすべての出来事が、復帰につながっていたんだ。それが人生さ。今朝起きた。だから良い日だ。
(WrestlingNews.co)