先日、AEWはつい最近までWWEでライター兼プロデューサーとして働いてきたジェニファー・ペッパーマンの入団を発表しました。
彼女は主にSmackDownの女子部門を担当し、3月のAEWデビューが予想されているメルセデス・モネ(サーシャ・バンクス)とも親しいようです。AEWではコンテンツ開発部門担当副社長として働き、モネのデビュー後はタッグを組んでクリエイティブに挑むことになるかもしれません。
ペッパーマンのAEW入団を誰よりも絶賛しているのは、最近はAEWへの辛口コメントで知られ、トニー・カーン社長との口論も話題になった元WCWエリック・ビショフ。自身のPodcast番組で、彼は「ここ3年間のAEWで最もエキサイティングなことだ」と語りました。
俺が2019年にSmackDownのエグゼクティブ・ディレクターとして働いていた時は、ジェニファーと密接に仕事をしたわけではない。
しかし、彼女のことを知るにつれ、本当に彼女のことが好きになったんだ。彼女の仕事を尊敬しているし、彼女は素晴らしいバックグラウンドを持っている(昼ドラの現場で働き、デイタイムエミー賞を複数回獲得した実績を持つ)。
物語を理解している。彼女はタフだ。とても優しい人で、付き合いやすく、性格が良く、社交的なんだよ。簡単に威圧されるような人じゃない。ビンス・マクマホンはとても威圧的になる時があるんだけど、彼女はビンスにひるまず、立ち向かっていた。
彼女との契約は、過去3年間で……もっと長いかもしれないな。AEWについてのニュースの中で最もエキサイティングなことだと思う。
なぜなら、それは俺にいくつかのことを示唆しているから。一つは、トニー・カーンが問題を抱えていることを認識している、ということだ。問題を修正したり、解決策を見つけたりするには、まず問題が何であるかを認識する必要がある。
そして、トニーがジェニファーを副社長に迎え入れるという事実は、彼が自分のクリエイティブ……彼のファンタジーとドリームマッチのナンセンスさ、そしてインターネットに訴えるプロレスを創造することがうまくいっていないと認識していることを示唆しているんだ。
俺は2年以上もAEWを批評してきた。多くの憎しみを受けてきたが…[…]規律あるストーリーテリング構造を理解する人がAEWには必要なんだ。基本的な三幕構成だけでなく、ストーリーの展開に沿ったプロットポイントを理解することも必要ということなんだよ。
それはチェックリストのようなもので、視聴者を構築したり維持したりするためには、ストーリーが展開する過程でいくつものチェックを入れる必要がある。これはトニーが苦労していることだよね。Dynamiteの初回放送は140万人の視聴者が見たというのに、今や平均視聴者数は約80万人台にまで下がっている。特にWWEの成功によってプロレス全体的な視聴者が増えているというのに、それは問題だ。
したがって、トニーが問題を認識していること、そして問題解決に絶対に必要なツール、経験、そしてパーソナリティを持っている人物を連れてきたという事実は、AEWの今後に希望を持たせてくれるね。
ビショフがAEWについてここまでポジティブなことを言うのは久々じゃないでしょうか?ペッパーマンの能力がそれだけ優れているということなのでしょう。彼女の活躍に期待です。
(411MANIA)