2019年にAEW設立の中心メンバーとなり、その後副社長に就任したコーディ・ローデス。
2022年にWWEへ移籍したことで、彼とAEWの縁は遠いものになってしまいましたが、現在でも彼はAEWへの強い思いを持っており、インタビューでそのことを公言することも珍しくありません。ヤング・バックスやケニー・オメガなど、共に活躍した仲間たちとの友情は永遠です。
最新のインタビューで、彼は「今でもAEWの活躍を願っているか」と質問されました。その中で、彼は「AEWがやっていることに、決して反対しない」とコメント。両団体の間では批判の声が飛び交うこともありますが、彼がそこに加わることはなさそうです。
AEWへの俺の貢献については、語られ方が大きく変わってしまい、それは非常に残念だった。俺が去ったとき、いくつかのプロパガンダを広めようとした人がいた。名前は言わないけどね。
ヤング・バックスの本にも、「コーディは、AEW設立時に一番最後に契約書へサインした」という引用がある。私はマット&ニック(ジャクソン)と以前と変わらず仲が良いので、キャリアと人生の中で彼らと関われたことをうれしく思っている。しかし、正直に言えば、俺がいなければAEWは実現しなかった。そうはならなかっただろう。
そのことを考えると、AEWに反対することは絶対にできない。それは、子供が大学に行って、飲酒運転で捕まったりトラブルに巻き込まれたりするようなものだ…俺は常に彼らのことを心に留めておくだろう。
確かに、みんなが考えるよりも大きく痛い傷跡が残った。WWEでの俺を見て、「ああ、あなたは世界の頂点に立っていて、すべてを手に入れている」と言う人もいるかもしれないが、彼らは「俺が本当にできる限りのことをしたんだ」ということを理解していないのかもしれない。俺はすべてを尽くしたんだ。そのうえで、AEWに反対する日が来るとは思えない。
そして、俺とAEWとの関係やその他のことを完全に離れた視点から見ても、俺の友人、俺が契約した若者たち、俺のプロレススクールに通っている人たちなど、そういったこと全てから距離をおいて客観的に考えてみても、AEWが踏ん張ることは非常に重要だと思っているよ。
もしAEWがなくなってしまったら、ロッカールームにいる誰もそれがプロレス界に与える経済的影響を理解していないと思う。インディー・プロレスにも波及効果が及ぶだろう。我々は、誰もがスポーツエンターテインメントの中で家族を養い、うまくやっていけるような、そして彼らのグローバルな浸透力に見合った扱いを受けられるような、本当に快適な環境を作り上げてきた。その泡が弾けるのを見るのは嫌だ。
だから、AEWが落ち込んでいるときや、上り調子のときや、何であれ、俺は応援し続けるよ。どんな場合でも。AEWの記者会見で自分や妻のことをあれこれ言われるのはちょっと大変だね。そういうことは絶対にやってはいけないことで、トニー(・カーン社長)はそれを許すべきじゃなかった。とはいえ、俺は決して彼らに反対しない。あり得ないよ。
(Wrestling Observer)