AEWには多くの優れたタッグチームが所属していますが、その中でもヤング・バックスの存在感は際立っています。
ROHや新日本プロレスなどのタッグ戦線で大活躍した後、2019年にAEW立ち上げの中心メンバーに。AEWのトップタッグチームとして常に最前線で戦い、FTRやハーディーズ(マット&ジェフ・ハーディー)らと争ってきました。
マット・ハーディーにとって、後輩にあたるバックスは非常に頼もしい存在。Busted Open Radioに出演した際、彼は「バックスなら、タッグプロレスを再び偉大なものにできるだろう」という期待を語りました。
バイアスもかかってるんだろうけど、俺はヤング・バックスが大好きなんだよ。
彼らがヒールになったのは本当に良かったと思う。The Eliteとしてやっていたことも気に入ってた。
もっとヒールとして暴れ回るのを見たかったな。トニー(・カーン)や、ベビーフェイス側の経営陣が彼らに対抗するのが早すぎた気がする。もう少しヒールのキャラを押し進めてほしかった。
俺は、AEWはもっとヒートを生み出すことや、ストーリー性のあることをやって、観客を増やし続ける必要があると思うけど、まあ、これは俺の意見だ。でも今のタッグチームで「再びタッグプロレスを偉大なものにできる」のは、おそらくバックスだね。
(バックスのヒールとしての活動について)多くはCMパンク関連の出来事や、2022年のAll Outのバックステージで大喧嘩したことから来てると思う。明らかに、パンクがAll Outの記者会見でやったことや、彼らがパンクとやった喧嘩が…。
まあ、パンクは素晴らしいレスラーだし、素晴らしい仕事をする。今WWEでやってることも素晴らしい。パンクは信じられないほどのエンターテイナーだよね。そして、大規模で献身的なカルト的なファンベースを持っている。
そうしたファンの多くが、マットとニックに爪を立てる準備ができていて……ヤング・バックスが、パンクやAEWを妨害しようとしていたという陰謀論があった。彼らのヒールとしての活動は、そこからたくさんのインスピレーションを得ていると思うよ。
(Wrestling Inc)