2024年4月にWWEから解雇されたジンダー・マハル。
WWEが目論んでいたインドでのプロレス市場開拓計画の波に乗り、一時の彼はビッグプッシュを受けていました。WWE王座を獲得し、中邑真輔らと激しい戦いを繰り広げたことも。しかし、WWEでの晩期はあまりチャンスを与えられず、さみしい日々を過ごしていました。
WWE退団後にインディシーンで「ラジ・デシ」を名乗って活動している彼は、AEWのサトナム・シンやWWEでも組んでいたボリウッド・ボーイズなど、南アジア系の仲間たちと仕事をする機会に恵まれ、GCWやAAAなどの団体に参戦しています。
最新のインタビューで、彼は「南アジア系のレスラーたちをサポートしたい。メンターになりたい」という熱い思いを語りました。
南アジア系レスラーたち、次世代の選手たちのメンターになりたいな。できる限り彼らを助けたい。なぜなら、俺にはそういう存在がいなかったからね。
俺たちの世代には、助けてくれたり、試合の場を与えてくれたり、一緒に試合してくれるような南インド系のベテランレスラーがいなくてさ。次世代の南アジア系選手たち……インド出身であれ、カナダ出身であれ、アメリカ出身であれ、彼らに還元することはとても重要だと思うんだ。
俺たちは皆同じ。現在のプロレス界で、俺たちは十分に存在感を示せていないし、そういう機会も多くない。それを変えたいんだ。俺たちは、多くの困難や差別など、あらゆるものに直面している。その認識を変えたい。それこそが、俺が本当にやりたいことだよ。
今の活動はそのためのものなんだ。還元したい。俺たちの間の仲間意識、兄弟愛を作り出したい。
俺たちはお互いを蹴落とし合うような競争をしているわけじゃないだろ?全員が成功するキャリアを築くための十分なスペース、十分なポジションがあるんだから。
長い間、俺たちのようなバックグラウンドを持つレスラーには、一人分しかそうしたスペースがないと感じていた。それを変えなければね。変えてやるさ。
(POST Wrestling)