10月のPPV・WrestleDreamに向けた報道の中で、「ダービー・アリンがブライアン・ダニエルソンを倒してAEW世界王座を獲得する」という噂が流れていました。
WrestleDreamの開催地ワシントン州はブライアンとダービーの出身地。タイトル移動にふさわしい場所です。しかし、ジョン・モクスリーがダービーからAEW世界王座への挑戦権を奪い、WrestleDreamで勝利。タイトルを獲得し、ブライアンはフルタイマーから引退しました。
この計画変更は、9月のPPV・ALL OUTでモクスリーがブライアンを裏切ってヒールターンしたことへの反響の大きさを利用するためのものだった…とも報じられたことがあります。しかし、実情は違うのかもしれません。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、「ブライアンがモクスリーに敗れる」という計画は、モクスリーが2024年4月にIWGP世界ヘビー級王座を獲得する前からあったのだそうです。かなり長期的な計画だったことがわかります。
この計画を事前に知っていたのは、トニー・カーン社長、ブライアン、モクスリー、そしてダービーの4人だけだったとか。モクスリーのヒールターンは既定路線で、現在の凶悪な方向性はモクスリーのアイデアによるものなのだそうです。
AEW VS Blackpool Combat Clubという構造は今後も続くでしょう。モクスリーなど、クリエイティブへの発言権を持つ大物たちのアイデアがどの程度活かされるのか…楽しみですね。
(Wrestling Inc)
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