2024年、AEWとルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル・セロ・ミエド&レイ・フェニックス)の関係は予想だにせぬ展開を見せました。
2024年夏に「2人はAEWから退団し、WWEへ移籍する可能性が高い」と報じられた後、2人はAEWから一切起用されなくなり、All Inへの出場もキャンセルされました。
AEWは、2人が欠場していた期間分の契約延長オプシャンを行使。ペンタは既にAEWから退団していますが、フェニックスは2025年半ばまでAEWとの契約が続き、「飼い殺し」される見込みです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、なぜ両者の関係がここまでこじれてしまったのかを報じています。
まず第一に、ルチャ・ブラザーズはAEWでの活動に停滞感を覚えていました。そのタイミングでWWEが彼らとの契約に興味を持っていることを知った。これが始まりです。
AEWのトニー・カーン社長は高額のオファーで2人を引き留めようとしましたが、2人は移籍を決意していたため、AEWに対して「直接交渉ではなく、我々のエージェントを介して交渉するように」と伝えた上、オファーに合意することはありませんでした。
この対応に対し、AEWは2人の退団を確信。2人を一切ブッキングしないことを決断しました。
やはり、フェニックスの「飼い殺し」は続きそうです。一方、WWEはペンタがRAWに登場することを示唆する映像を公開しています。
AEWの初期メンバーで、 AEWのスタイルを象徴する存在だったあのルチャ・ブラザーズがこんな状況に陥ってしまうとは、残念でなりません。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)
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