WCWとWWEで大物レスラーとして活躍したゴールドバーグ。彼はキャリアの中でいくつかの決断を拒みましたが、その中に「ヒールターン」があるといいます。
最近ヒールターンしたジョン・シナは、世界中のプロレス界を騒然とさせるヒール然としたプロモを披露するなど素晴らしいパフォーマンスを披露。レッスルマニア41でのコーディ・ローデス戦に向け、ストーリーは盛り上がっています。
そんなシナの姿を見て、ゴールドバーグは若き日のことを思い出していました。最新のインタビューで、彼は「ヒールターンを提案されたものの、断った」過去を明かしました。
もしヒールターンしていたら、とてつもないビジネスになったと思うよ。でも、WCWにいた頃の俺はこのビジネスのことがよくわかっていなかった。
それに、メイク・ア,ウィッシュ(難病の子供たちを支援する団体)の子供たちを裏切れなかったしね。
ある夜、俺の控室にはメイク・ア・ウィッシュで支援している子供がいた。手術を受けたばかりで、俺の試合を楽しみにしていた。なのに、その試合で俺はヒールターンを命じられたんだ。
ビジネス的には間違いなく成功しただろう。でも、俺にとっては、その子が笑顔で帰ることのほうが大事だった。だからヒールターンを断ったよ。
彼は2000年に一時的にヒールターンしましたが、不評ですぐにベビーフェイスターンしました。
ヒールになれば、負けても問題ないし、無敵のキャラじゃなくなる。でも、それが俺にとってはマイナスだった。俺のキャラクターは一面的な部分があったし、善玉であり続けるのには限界がある。
でも、あの時の経験が最悪だったから、もう二度とやろうとは思わなかった。
シナのターンは本当に素晴らしい決断だった。どういうプロセスで進んだのかは詳しく知らないけど、これを実現させたWWE、そしてジョンに拍手を送りたい。
俺は当時、そこまでのビジネス的な視点を持っていなかった。 でも、俺にとってはたった一人の子供が笑顔で帰ることのほうが重要だった。俺が甘いのかもしれないが、それでいいんだよ。
(WrestleZone)
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