2025年に引退試合に挑むゴールドバーグ。プロレス界の超大物として常に注目を集めてきた彼ですが、様々な苦悩と向き合いながらリングに上がっていました。
ゴールドバーグはWCW時代に173連勝という驚異的な記録を残し、2017年にWWEでアスカが記録を更新するまで誰にも破られることはありませんでした。プロレス史上最も支配的な存在の一人であることは言うまでもありません。
しかし、彼の試合内容やパーソナリティについては、仲間たちやファンから賛否両論が上がっています。特にブレット・ハートは「彼の危険な試合スタイルが原因でキャリアを台無しにされた」と厳しく批判しています。
そんな彼のキャリアの中でも、特に評価の高い試合がWCW時代の1998年にHalloween Havocで行われたダイヤモンド・ダラス・ペイジ戦。DDPはこの試合に向けて綿密なプランを組み立ててゴールドバーグにプレゼンしました。最新のインタビューで、彼はこの試合やキャリアにおける「孤立」を振り返り、後悔や自己評価を語りました。
ダラスは俺に14ページもの試合プランを持ってきた。確か、俺の必殺技であるスピアーを7回もやらせようとしてたんだ。当時、俺は誰に対してもスピアーを一発しか決めたことがなかった。でも、スティングが「お前にとって最高の試合だったし、最高の決断だったと思うぞ」って言ってくれた。
ビジネス的な観点で考えれば、もっと柔軟に決断すべきだった。自分のキャラクターを守ることに固執しすぎていたのかもしれないね。
よく「お前は自分に酔ってる」なんて言われるけど、それは俺には誰も味方がいなかったからだ。プロレス界には、子供の頃からこの業界一筋の奴らがたくさんいる。でも俺は、アメフトの世界から転身して、そういう奴らの仕事を奪いに来た立場だった。それを当時はあまり深く考えていなかったんだよな。
ただ、もし俺が違うメンタリティでやっていたら、あそこまでの成功はなかったと思う。俺は俺なりのやり方でやって、それが結果を生んだ。今でも、俺がやってきたことを完全に再現できるレスラーはいないと思ってる。
2025年、ゴールドバーグはプロレス人生に終止符を打ちます。彼のキャリアは賛否を呼び続けましたが、その影響力は今も絶大です。では、最後の相手は誰になるのか？ ゴールドバーグはどんな試合でキャリアを締めくくるのか？今後の動向に注目が集まります。
（Inside The Ropes）
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