性加害疑惑の渦中にあるビンス・マクマホン。WWEを世界規模の団体へ成長させ、多くのビッグスターを生み出してきた彼は、ファンのみならず手掛けた選手たちからも賛否両論が巻き起こる存在でした。
特に、彼のクリエイティブに対する姿勢は意見が分かれるところで、最近ではケビン・オーエンズが現在のHHH体制とかつてのビンス体制を比較し、ビンスのやり方を批判していました。

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しかし、誰もがビンスを批判しているわけではありません。彼と友好関係を築いていたスターたちは、どんな疑惑が巻き起こったとしても、彼への愛がかき消されることはありません。
ビンスが育てた最大のスターの一人で、レッスルマニア41でコーディ・ローデスの持つ統一王座へ挑戦するジョン・シナは、ニューヨーク・タイムズのインタビューでビンスとの関係について質問され、改めて支持の姿勢を表明しました。
誰に聞かれても、答えは同じだよ。俺はビンスを愛してる。
どんな疑惑が噂されても、それがどんな決着を迎えても、俺はそれらを軽視することはない。でも、俺が誰かを愛する時は全力だ。それが俺のやり方だからね。
この考え方に批判があることも理解してる。でも、他人の価値観を、自分と誰かの関係に当てはめることはできないよ。
2024年1月、元WWE女性従業員がビンスから性的虐待を受けたとする訴訟を起こしたことで、ビンスはWWEから去りました。シナはインタビューの中で、こんなことも語っています。
俺は、愛、友情、誠実さ、そして責任を重んじる人間だ。
ビンスには、自ら乗り越えるべき「山」がある。
(Fightful)
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