2025年初頭、WWEからプロレスリング・ノアに参戦してファンを驚かせるパフォーマンスを披露したオモス。WWE復帰後、彼はチャンスを与えられていません。
オモスは、かつてビンス・マクマホン体制でスター候補の一人としてプッシュされ、AJスタイルズとのタッグでタッグ王座を獲得したり、レッスルマニアでブロック・レスナーと対戦したりとチャンスを与えられていました。しかし、HHH体制では奮わず、2024年もパッとしない一年に。
しかし、2025年初頭のノア遠征は非常に実り多い経験になりました。ジャック・モリスとのタッグでGHCタッグ王座を獲得し、「彼にとってキャリア最高の活躍だ」と称賛されるパフォーマンスを披露したのです。
しかし、WWE復帰と共に王座を返上した後、彼は再び表舞台から姿を消しました。
Fightfulによれば、彼は怪我をしているわけではなく、試合に出場可能な状態なのだそうです。にも関わらずWWE内部では彼に関するクリエイティブ・プランは一切なく、会議で彼の名前が出ることすらないとか。実際、WWE復帰後は一度も試合に出場していません。
この不可解な状況に、WWEの内外から「ノアで絶好調だった彼を引き上げさせた意味が分からない」という批判の声も上がっています。先日、WWEのニック・カーン社長が「我々は(AEWと違って)選手を干さない」と発言しましたが、オモスを干しているじゃないか…と言われても仕方ない状況です。

彼のノアでの活躍については、WWE内部でも好意的な評価が寄せられていたといいます。「日本に行ってプロレスを学ぼうとした姿勢」は上層部を感心させたと報じられており、ノアの関係者も「いつでも歓迎する」と語っているとか。
いずれチャンスを与えられるまでの準備期間なのか、それとも干されているだけなのか。オモスの今後に注目です。
(Fightful, SESCOOPS)
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