打撃系の格闘技に精通するアリスター・ブラック。2016年にWWEと一度目の契約を交わす前、彼はキックボクシングやMMA界への進出も選択肢の一つに入っていたそうです。
キックボクシングやMMAはもちろん、ムエタイなどの経験も持つ彼なら、プロレス以外のフィールドでも結果を残すことができたかもしれません。同時並行は難しいかもしれませんが、実際、プロレスラーとMMAファイターの2つの顔を持つ選手は何人もいます。
数々の打撃技が魅力の彼は、先日のSmackDownで久々にWWEへ復帰。ザ・ミズに綺麗なブラックマス(バックスピンキック)を決めました。こういう技を見ると、キックボクシングのリングで活躍する姿も見たくなってしまいます。
THE BLACK MASS IS STILL ONE OF THE COLDEST MOVES EVER
ALEISTER BLACK IS BACK LADIES AND GENTLEMEN #SmackDown pic.twitter.com/CFondwPAdK
— FADE (@FadeAwayMedia) April 26, 2025
出演したPodcast番組で、彼は過去に格闘技の道を選びかけたことがあったことを明かした上で、なぜプロレスラーを続ける決断を下したのかを明かしました。彼なりのリスペクトが背景にあったようです。
今から格闘技の道に行くことはないよ。正直に言うと、WWEに行く直前か行った直後くらいに話はあった。キックボクシング団体のGLORYや、MMA団体のBellatorでの試合を…なんて話も出たよ。
でも俺は「俺は訓練されたMMAファイターじゃない」と言ったんだ。俺はキックボクシングとムエタイをやってきた。レスリングのホールドを少しは知ってるけど、本格的なグラップリングなんてできない。もしグラウンドで組まれたら一発で終わるだろう。ただ、善戦はすると思うけどね。
正直言って、もし俺がGLORYに出たら、そのスポーツに対して質れだと思ったんだよ。人生を賭けて戦ってきたファイターたちの枠を、俺が奪ってしまうことになる。それが耐えられなかった。コーチやトレーナーたちにも申し訳ない気持ちになっただろうしね。
俺はこれからも武道のトレーニングを続けるけど、試合に出るのはプロに任せるよ。
現地5月2日のSmackDownでザ・ミズとのシングルマッチが予定されているブラック。磨きをかけた打撃技でWWEユニバースに健在をアピールしたいところです。

(POST Wrestling)
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