2024年1月に性的虐待訴訟を起こされてWWEから姿を消したビンス・マクマホン。ワーカホリックは79歳になっても元気です。
ここ最近、彼が新会社を設立するのではないか……という噂が度々流れていました。どうやらプロレス団体ではないらしいが、エンタメの分野を対象とした事業を展開するらしい…などと報じられ、一部で話題になりました。
そんな中、Wrestlenomicsによれば、ビンスは民間投資会社「14TH&I」を設立したそうです。所在地はすべてWWE本社と同じコネチカット州スタンフォード。同社の社長を務めるブラッド・ブルーム氏がLinkedinで公開しているプロフィールによれば、14TH&Iはこんな会社です。
スポーツ、メディア、エンターテインメント分野に特化したプライベート投資会社。買収案件や成長型マイナー投資に重点を置き、優秀な経営陣とパートナーシップを結び、長期的な企業価値の最大化を目指す。
14TH&Iという名前は、マクマホン・ファミリーにとって「出発地点」とも呼べる場所に由来しています。1950~60年代、ビンスの父ビンス・マクマホン・シニアが率いていたWWEの前身団体キャピトル・レスリング・コーポレーションの本社所在地がワシントンD.C.の14丁目とI通りの角にあったのです。79歳にして新会社を設立するにあたり、初心に帰った…ということなのでしょうか。
現時点で、この会社がプロレス事業を展開するかどうかは発表されれいません。しかし、2024年にPWInsiderが報じたところでは、ビンスの新会社は「新たなエンタメ界の中核を構築していくことが目標」とのこと。プロレス界への影響力を取り戻す可能性もゼロではありません。
ビンスは現在も複数の性的加害訴訟で被告となっており、なかなか身動きが取りにくい状況です。そんな中で、彼は何を目指し、どのように行動を起こしていくのでしょうか。
(Inside The Ropes)
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