2020年から2022年にかけてWWEで活躍した黒人選手たちのユニット、ハート・ビジネス。新型コロナウイルスのパンデミック期に大活躍した彼らは、何度か再結成の噂が流れながらも、結局は実現しませんでした。
メンバーだったMVP、ボビー・ラシュリー、そしてシェルトン・ベンジャミンは2024年にAEWへ移籍し、ハート・ビジネスの意志を継ぐユニットハート・シンジケートを結成。元メンバーのセドリック・アレクサンダーもAEW合流が噂されています。
彼らは、再結成が何度も却下されたことについて、今も怒りを忘れていません。特にMVPの憤りは凄まじいものがあり、チーフ・コンテンツ・オフィサーとして再結成を拒み続けたHHHのことは「一切リスペクトできない」と公言しています。
最新のインタビューで、彼はなぜHHHのことをリスペクトできないか、なぜ今も怒りを忘れていないのかを語りました。
言わせてもらおう。ボビー・ラシュリーは2度もWWE王座を獲得したトップスターだった。でも、彼(HHH)がWWEの主導権を握ってから、ラシュリーはミッドカード扱いに格下げされたんだ。ラシュリーは商業的にも価値があるし、十分主役を張れる存在だよ。それが、まあ…ミッドカード行きっていうね。
どういう人間が組織の上に立ってるかで、どういう選手がどう扱われるか。「見りゃ分かる」って話だよな。NXTじゃなく、RAWやSmackDownで起きた話だ。俺の意見は、俺自身の経験に基づいてる。
これは人種の話じゃないんだ。彼個人への不信感だよ。過去のやり取り、彼が言ったこと、やったこと…。そのせいで、俺は彼のことを一切リスペクトできないんだ。
WWEと黒人選手の扱いについては、黒人選手がPLEで試合に出場する機会をなかなか与えられないことが批判されています。その中でも、ラシュリーは数少ない「大舞台で活躍の機会を与えられるスター」でしたが、HHHは彼のことを重要視しなかった…。そしてハート・ビジネスも軽視していた、というのがMVPの怒りの根源にあるようです。
(Fightful)
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