2024年のPPV・Dynastyで激突したブライアン・ダニエルソンとウィル・オスプレイ。トップレスラー同士の試合は歴史的名勝負となりましたが、ブライアンはこの試合で引退を覚悟したといいます。
2021年のAEW入団以降、ブライアンは常に名勝負を生み出し続けてきました。卓越したテクニックや観客を巻き込むスタイルは健在。しかし、首に爆弾を抱える中での激闘は、引退へのカウントダウンを早めることになりました。
Dynastyでのオスプレイ戦は、AEWでの彼のベストマッチだと称されています。しかし、彼はこの試合で「あること」を悟りました。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
ウィル・オスプレイ戦の後、リングから離れる時だと悟ったよ。俺の首は10年以上ずっと悪いままだった。2014年に手術を受けたけど、それ以降、元通りには戻らなかった。常にちょっと痛みがあったんだ。
ウィルは素晴らしいアスリートで、俺は本当に馬鹿だった。彼にしかできない動きが多くて、どう動くべきか聞かずに自分で判断して、結果的に頭から落ちてしまい、そこから首がさらに悪化した。
その後、オーエン・ハート杯で鷹木信悟と久々に対戦した後、MRI検査を受けたんだ。結果は良くなかった。その時も「本当に続けるべきなんだろうか?」と自問したな。それからは3~4時間くらいしか眠れない状態になって、「もうこれ以上は無理だ」と思ったよ。
俺にはまだ小さい子供が二人いる。何に一番集中し、何に一番愛情を注ぐかが人生で一番大事だと思う。リングか、子供たちか。愛されることが必要な子供たちにちゃんと向き合うべきだと感じたよ。

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(Fightful)
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