Attitude Era期のWWEで絶対的なスターとして活躍したストーン・コールド・スティーブ・オースチン。
圧倒的なスター性やビンス・マクマホンらとの抗争により絶大な人気を誇る彼は、首や膝など複数箇所に負傷を抱え、長いキャリアを送ることはできませんでした。2003年に38歳で引退することになった大きな要因の一つに、1997年にオーエン・ハートから受けたパイルドライバーがあったとされています。
最新のインタビューで、彼は38歳という若さで引退しなければならなかったことが、いかに彼を「めちゃくちゃにしたか」を語りました。
俺が頭から落とされた時、脊髄を損傷してな。今でも対処しなきゃならない神経系の問題がたくさんあるんだ。自分でプラグを引き抜くしかなかった…。頭からパイルドライバーを受けて、60秒間、俺は一時的な四肢麻痺になった。PPVの生放送で、2万人の観客の前で、リングの真ん中で動けなくなるなんて、クソみたいに怖かったよ。
俺は38歳で引退したんだぜ。どれだけの金を置き去りにしてきたか分かるか?まあ、金だけの話じゃないけどさ。楽しい時間、仲間たちと一緒にいること、巡業に出ること、観客の前に立つこと、アドレナリンがほとばしる感覚。俺はそれに生きて、呼吸していたんだ。だから、うまく対処できなかったよ。
辞めた時、俺にはちゃんとした引退後のプランがなかった。3年間、酒を飲んで、狩りをして、釣りをして、くだらないことをたくさんやった。ある朝、目が覚めてバスルームに行って、鏡で自分自身を見たんだ。これは実話だよ。自分に言い聞かせたんだ。「おい、お前が今やっていることは、長生きするのには役立たないぞ。少し落ち着け」ってな。
最初に引退した時、愛するビジネスを離れなきゃならないことに動揺しすぎて、完全に距離を置く必要があったんだ。何年も経って…傷が癒えるのに十分なほど離れていたし、ビジネスにもっと近づきたいと思うようになった…。
そんな時に、リアリティショーの「タフ・イナフ」のホストを務める話が着たんだ。そして、それが俺をビジネスに引き戻してくれた……。俺が本当に愛したポジションでな。
(WrestleZone)
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