2020年にWWEから解雇されたカール・アンダーソンとドク・ギャローズ。インパクト・レスリング(現TNA)やAEW、新日本プロレスでの活動を経て2022年にWWEへ復帰しましたが、WWEの現場の変化に翻弄されることになりました。
2人が解雇された時の現場の責任者はビンス・マクマホンで、復帰した時の責任者はHHH。久々にWWEへ戻ってきた2人は、以前とは違うフレッシュな雰囲気にとても満足していたようですが、2023年1月にビンスが団体売却を目的にWWEへ強引に復帰すると、状況は一変したといいます。
ギャローズは、PWMANIA.comによるインタビューの中でビンス復帰前後のWWEの内情について次のように語っています。
2022年10月にWWEへ戻った時は最高だった。新しくてフレッシュな感じがした。けど数か月後、ニューヨークでビルを出ようとしたらリムジンが停まって、口ひげを生やした男が降りてきた。ビンス・マクマホンだ。
俺たちは駐車場でたまたま見かけただけだけど、そこからすべてが妙になった。ビンスのスキャンダル、TKOへの団体売却……。そのタイムラインがどうであれ、再び変化の風を感じたのは確かだった。
ビンスは、2024年1月に元WWE女性従業員から性的虐待訴訟を起こされたことでWWEから完全に身を引き、アンダーソン&ギャローズは2025年2月に再び再び解雇されました。ギャローズ本人の中には、WWEに対するわだかまりはないといいます。
全くない。苦い感情もなければ恨みもない。ただ前に進み続けるだけだ。それがやるべきことだからな。
(Inside The Ropes)
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