UFCでビッグスターとして活躍したロンダ・ラウジー。2018年から2023年までのWWEでの活躍は、彼女の思い通りには進みませんでした。
大のプロレスファンだった彼女ですが、実際にプロレス界へ飛び込むと、上層部との衝突や慣習への違和感など、理想とは違う現実に直面。2023年にWWEから退団した後は、WWEへの批判を繰り返しています。
先日のインタビューで、彼女はビンス・マクマホンの起用法への不信感やベッキー・リンチとの抗争における不愉快な経験、そしてアレクサ・ブリスとの試合が組まれたこと自体への不満を語りました。特に、アレクサには「グッズが売れるというだけで私と戦った。馬鹿げてる」とこき下ろしています。
これに対し、WWEの番組でコメンテーターを務めるピーター・ローゼンバーグが自身のPodcast番組でラウジーに苦言を呈しました。
リング上での彼女の動きにはリアリズムがあり面白さもあった。ただ彼女は他の世界から莫大な期待を背負ってやって来て、ロディ・パイパーのギミックを丸ごと与えられ、豪華な入場曲も用意された。最高の待遇を受けたのに、彼女から聞こえてくるのはWWEへの不満ばかりだな。
ブリスとの試合を格下扱いするような発言は、またしても彼女が自ら墓穴を掘った例だ。
プロレス界は、彼女に大金と名声を与えた。彼女は望んだ時に去ることができた。それなのに日々このビジネスを支えている仲間を侮辱するのは下品だよな。
彼女はMMAでは偉大な存在だったけど、プロレス界ではそうではない。ランディ・オートンやバティスタのような地位は持っていないだろ?
むしろ、侮辱されたのはブリスの方だ。ブリスは底辺から這い上がり、努力してトップに立ち、ファンに支持され、グッズも売れた。そこに「他所で人気がある」という理由だけでラウジーが突然挑戦者として現れた。理不尽なのはブリスをリングに上げたことだ。
ラウジーはプロレス界の「オールタイム・グレート」ではない。彼女にはアレクサ・ブリスを批判する資格はないのさ。
(Inside The Ropes)
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