先日WWEから解雇されたアンドラーデ。その才能を活かせる大舞台は限られています。
今回の解雇により、WWEに買収されたメキシコの団体AAAやWWEと提携するTNAと契約する可能性は低く、ファンの間ではかつて所属したCMLLやAEWへの復帰が噂されています。何らかの規律違反を起こしていたことが報じられる中、彼に手を差し伸べる団体はあるのでしょうか?

CMLLとAEWはビジネスを強化しており、友好関係を築いています。そこにアンドラーデが戻ってくれば、両団体にメリットがありそうにも見えます。
しかし、少なくともAEWへの復帰は難しいかもしれません。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、「AEW在籍時にWWE復帰を明確に希望していた彼を再び起用するのは得策ではない」と指摘しています。
メルツァー曰く、アンドラーデが優れたレスラーなのは間違いないものの、サミー・ゲバラとのバックステージでの喧嘩など諸問題を起こした過去もあるほか、「彼は協力的ではなかった」とも指摘しています。現在、AEWにはマイク・ベイリーやケビン・ナイトといったスター性と身体能力を兼ね備え、かつ協力的な人材がいるため、トニー・カーン社長は彼らにリソースを集中するべきだ…というのが、メルツァーの考えです。
また、彼が古巣CMLLへ復帰する可能性について、メルツァーは「可能性はある。ただし、アメリカの報酬水準に慣れてしまった彼が、CMLLを主戦場にすることはないだろう」とも指摘しています。
もしアンドラーデがAEWに復帰できないのであれば、多少我慢してでも古巣CMLLへ復帰するのか、それともかつて参戦した新日本プロレスへ行くのか…。プロレス界は広しと言えど、彼にふさわしい場は限られます。その動向に注目です。
(Inside The Ropes, Wrestling Observer)
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