AEWでは過激な試合が行われることも珍しくなく、特にハングマン・アダム・ペイジとスワーブ・ストリックランドの抗争は過激極まるものでした。
注射器やホチキス、ブロックなど様々な凶器が持ち込まれることもあった2人の抗争。今やAEWのトップレスラーに駆け上がったかれにとって、この抗争はキャリアのハイライトになりました。
しかし、あまりにも過激な内容には批判の声もあり、ブライアン・ダニエルソンもその一人です。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
トニー・カーン社長は「素晴らしいリング上のプロレス」を信じている。ただし、素晴らしいプロレスにも色んなスタイルがあるんだ。
それはバラエティショーのようなもので、形が違うだけ。例えばコメディ寄りの試合もあれば、ザック・セイバー・ジュニア対ブライアン・ダニエルソンやジョン・モクスリーの試合、ダービー・アリンの試合もある。そしてハングマンとスワーブのような試合もある。
もう二人の試合は見たくない。内容が悪かったわけじゃない。むしろ二人は信じられないほどのレスラーで、俺が対戦した中でも最高の選手の一人だ。
ただ、誰かの舌にホチキスを打ち込むのは見たくない。でも、そういうものを求める人もいる。
あの抗争は、観客にとっては素晴らしいものだったし、二人はそういう領域に踏み込むことで新しい次元へ進んだ。俺には絶対できないことだ。
(Fightful)
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