2025年7月に急死したハルク・ホーガン。5月に首の手術を受けた後で合併症に苦しみ、誰も予想していなかった結末を迎えてしまいました。
彼の死には謎も多く、盟友テディ・ハートやリック・フレアーらが「前日に会話したが、その時は元気だった」と証言しています。その一方で、遺族は「首の手術を受けた際に横隔神経(呼吸をつかさどる神経)が切断されていた」と医療機関によるミスがあったことを指摘しており、執刀医へ医療過誤訴訟を起こす準備を進めています。
リック・フレアーは、最新のインタビューでホーガンの死の前日に会話したことを振り返り、医療過誤疑惑があることへの混乱や盟友の死によって不安に苛まれる日々を送っていたことを明かしました。
俺は前日に彼と話したが、元気だったよ。だが今、全てが崩壊している。遺族は、ホーガンが違法な処方薬を服用していたか、あるいは医師が必要以上に処方していたと考えているようだ。もはや何を信じたらいいのか分からないよ。
それに、「ホーガン」で検索すれば、彼の娘が動揺しているのが分かるだろう。つまり、家族が分裂しているんだ。これほどひどいことはない。
ホーガンが死んだことで、文字通り1週間も不安に駆られたよ。話をしたばかりの人間が、その直後に死んでしまうなんて、辛いに決まっているだろ?
知っている人は少ないだろうけど、彼は背中の手術を11回も経験し、両股関節と両膝の置換手術を受け、片方の肩も置換したんだ。そして、その肩が感染症を起こし、心臓に問題を引き起こしたこともある。そして、首の手術を2回受けるうちの2回目の手術をまさに受けようとしていた時に、白血病と診断されたんだ。白血病がある状態で、彼に手術を施すべきではなかったと思う。
また、彼はホーガンの葬儀についても言及。来るべき人が来なかった…とこぼしました。
多くの人が来たんだけど、来るべきだったのに来なかったレスラーも大勢いたと思う。だが、それは皆が自分の選択をするものだ。
彼は非常に政治的な時代にプロレスをしていた。自分のために立ち上がらなければならなかったんだ。「さもなければ終わりだ」という今とは違って、人生における自分の地位のために闘わなければならなかった。
そして、彼は闘った。その過程で敵も作った。葬儀に現れなかった人たちがいたのは、つまりそういうことなんだろう。
(WrestlingNews.co)
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