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元WWEリッジ・ホランド「タイムマシーンがあるなら、ビッグEの首を折ったスープレックスはしない。本当に後悔してるんだ」

インタビュー

2022年3月11日に放送されたSmackDownでビッグEと対戦したリッジ・ホランドは、ビッグEに対して場外でフロントスープレックスを決めました。そして、これはビッグEの人生を変えることになります。

この時、彼は頭からリングサイドに着地し、首を負傷。第一頚椎と第六頚椎を骨折する大怪我を負い、運が悪ければ身体の麻痺が残りかねない状況でした。幸い、彼の脊髄は損傷せず、リング外での活動は継続することができました。しかし、WWE内部では「彼は引退した」と認識されており、現役復帰は絶望的な状況です。

WWE王座も獲得した人気者のキャリア、そして人生を変えてしまうスープレックスを放ったホランドは、先日WWEから解雇されました。TNA遠征中に大怪我を負い、半年以上活動できない状況での解雇には様々な意見が寄せられており、彼や家族の生活を支援するためのクラウドファンディングも始まっています。彼もまた、人生の窮地に追い込まれました。

そんな中、彼は自身のYoutubeチャンネルでビッグEとの一戦、そしてあのスープレックスへの公開を語りました。

何よりも俺に影響を与えたのは、ビッグEの件だ。もし今ここにタイムマシンがあったら、真っ先にあの時に戻って、あのスポットはやらないようにするだろうね。あの日のことを考えない日はない。おそらく、これから先も考えない日はないだろう。

 

あの日何が起こったかというと、俺たちはビンス・マクマホンとミーティングする予定だったんだが、他の連中が優先されて、どんどん後ろ倒しになっていった。カードの上位にいる連中がビンスと話したがっていたから、俺たちのミーティングはどんどん後回しにされたんだ。

 

ようやくビンスと話ができた頃には、試合開始まで12分しかなかった。俺たちの試合は確か1番目か2番目で、試合を組み立てるのに20分もなかったんだ。そして、あのスポットは、ビッグEのスーサイド・ダイブを俺が土壇場でかわし、彼が場外に突っ込んで、ダメ押しに俺がベリー・トゥ・ベリー・スープレックスを決める、という流れだった。今思えば、スーサイド・ダイブだけで終わりにして、次に進むべきだったんだ。

俺の投げの勢いが足りなかったのか、彼の受け身の勢いが足りなかったのか……。物事はうまくいかないこともある。不運にも、それは起こってしまった。俺はあのスポットを永遠に後悔するだろう。

 

ビッグEが、彼という人間の器の大きさで、俺を許し、とても前向きに人生を歩み続けてくれていることに感謝している。彼は別の分野で大活躍しているよ。彼は本当に素晴らしい人間で、俺は彼のために最高のことだけを願っている。

 

あれに悪意があったんじゃないかと思う人がいるかもしれないが、そんなことは全くなかった。もし変えられるなら、一瞬でそうするよ。あの出来事で、俺は自信を完全に打ち砕かれた。辞めることも考えたよ。

プロレスラーに怪我はつきもの。どんな技にもリスクがあり、それを受け入れた上で彼らは試合をしています。しかし、対戦相手の人生を変える怪我の原因を作ってしまうことは大きなトラウマとなり、自分の人生も苦しめることになってしまう…。ホランドのこれからの人生に幸せが多いことを願うばかりです。まずは怪我から復帰し、プロレスラーとして稼げるようになるところからですね。

(Fightful)

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