2025年12月での現役引退に向けて引退ロードを歩んできたジョン・シナ。
21世紀最大のプロレススターの引退とあって、WWEには世界中から今まで以上に大きな注目が集まってきました。
ランディ・オートンやCMパンクといったかつてのライバルたちをはじめ、ローガン・ポールやドミニク・ミステリオなど今後のWWEを担っていく選手たちとも対戦してきたシナにとって、この引退ロードは「若手にもチャンスを与えたい」という希望を叶えるものでした。
最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
みんな「結局、ジョン・シナは誰と戦いたいんだ?」と聞いてくる。でもね、俺がWWEでキャリアをスタートできたのは、偶然のチャンスのおかげだったんだ。アンダーテイカーが病気になったから、俺に最初の試合が回ってきた。
だから俺は「チャンス」という理論が大好きなんだよ。それに、WWEの実力主義ってやつを信じている。だから、特定の誰かと戦いたいとか、自分で相手を指名したいなんて思わない。みんなに自分のスキルを見せるチャンスを掴んでほしいし、その権利を勝ち取ってほしいんだ。
だからこそ、俺の引退試合の相手を決めるトーナメントを行っているのさ。トップスターたちや、予期せぬ参加者たち、勝ち目の薄そうな相手でさえも、ジョン・シナを引退させるチャンスを掴めるかどうか試せるんだ。これってすごく特別なことだよ。
そして、12月13日にワシントンD.C.で行われる実際の引退試合の夜というのは、それは単に俺のためのショーじゃない。俺の試合を見るために集まった視線を、NXTのスーパースターたちをお披露目するために使いたいんだ。
基本的に、このツアーを未来へのチャンス、そして未来への道を切り開くためのものにしたいと思っている。俺の前の世代が、俺にしてくれたようにね。
WWEやプロレス界への恩返しをした上でリングを降りたい…。シナの献身ぶりはこれからも語り継がれるでしょう。
(Fightful)
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