ニック・ネメス(ドルフ・ジグラー)といえば、天下一品の受け身(バンプ)の使い手。対戦相手の技の威力を最大限にファンに伝える達人です。
その技は世界中のファンを魅了してきましたが、あまりにもスキルが高すぎるため、WWE上層部から「やめといた方がいいぞ」とアドバイスされたこともあったそうです。
最新のインタビューで、彼はこの件について振り返りました。
ずっと前の話だけど、バックステージで偉い人にこう言われたんだ。「フィニッシュでの受け身をあんなに上手くやるのはやめろ。試合中はいいが……一生、フィニッシュを食らうだけの役回りになるぞ」ってな。
「確かにいい忠告だ」と思って、一度試してみたんだよ。でも躊躇しちまって……すごく恥ずかしい思いをした。まるで氷の上で転んだみたいになっちまったんだ。だから思ったよ、「よし、俺には受け身の手加減は無理だ。俺は全力でやるしかない」ってね。
何かを見せる時や自分の見せ場がある時は、意味のあるものにしなきゃならない。誰かの技を受けるなら、相手がハイライト映像を作るときに「誰がこのフィニッシュを受けたんだ?」とか「誰がこれをやったんだ?」って使われるような映像にしてやる。俺が技を決める時も同じさ。
幸運なことに、そうすればテレビ映えもいいし、終わった後にみんなが話題にしてくれる。
(Fightful)
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