WWEではブロン・ブレイカーが、AEWではカイル・フレッチャーが大怪我につながりかねない大技で首にダメージを受ける中、ウィリアム・リーガル卿は黙っていられませんでした。
昨日、彼はSNSで「首を怪我するといかに大変か、なぜ首へのダメージを避けなければならないのか」を熱弁。ロースター全体の負傷率を見るとWWEよりAEWの方が高い…という直近の報道も相まって、ファンの間で様々な意見が交わされています。

そんな中、AEWのケニー・オメガ、そして首の怪我に苦しむWWEのアイヴァー&パイパー・ニブンがリーガル卿の警告に反応しています。
ケニー・オメガ
(WWEとAEWのファンがSNSで部族主義的な口論を展開していることを受け)
タイミングや意図がどうであれ、リーガルからのメッセージそのものはポジティブなものだ。ここには「どっちの団体がどうだ」とか「あっちだってやってるじゃないか」といった議論、その他の「イズム」は必要ないんだ。
試合に没頭して、あのアドレナリンの高ぶりを追い求めている時、安全確認は後回しになりがちだ。だからこそ俺たちには、現実へと引き戻し、リスクには代償が伴うと教えてくれる、俯瞰した立場からの声が必要になる時がある。勝率は決して俺たちに有利じゃないし、誰一人として無傷で引退できるわけじゃないからな。
これは団体対団体でも、レスラー対レスラーの話でもない。一般的な意識の問題であり、俺たちがやっていることの代償は、俺たちが負うリスクの量や深刻さと直結していると知ることなんだ。
それを踏まえた上で言うなら、アスリートとしての身体能力は全員同じじゃない。責任ある大人として、現実的になり、自分の肉体的な限界を知る必要がある。
もし俺がツイスティング・シューティングスターをやろうとしたら、正気かどうか自分を疑う必要があるだろう。まあ、PACに対してなら何も言わないさ(PACならできるからな)。
俺はこれを、考えるための素晴らしい材料だと捉えているよ。常に意識しておくべきことだ。これを競争の材料にすべきじゃない。ありがとう、リーガル。
アイヴァー
人生が一変してしまうんだ。怪我をした瞬間を境に、それ以前とそれ以後に分かれてしまう。ああ、怪我をする前の感覚を思い出せたら、どんなにいいか。
パイパー・ニブン
「でも私は元気だし!」という状態と、「ただ、普通の体に戻りたい」と願う状態の境界線は、恐ろしいほど薄いんだ。
自分がその境界線のどれだけギリギリに立っているのか、君たちは全くわかっていないんだよ。頼むから、心に留めておいてくれ、みんな。
(Fightful)
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