先日、現役WOH王者のケリー・クラインが、現在の契約を更新しない旨をROHのCOO、ジョー・コフからメールで通告されるという出来事がありました。この件は元プロデューサーのジョーイ・マーキュリーによるROHの問題点に関する告発が原因にあると考えられます。詳しくは下の記事を参照してください。
女子レスラーへの金銭的冷遇も問題視されているこの件について、ROH所属のベテラン女子レスラー、アンジェリーナ・ラブがコメントしました。
私はROHの女子部門で成功を収めているけど、事態は悪化しているみたい。いろんな事が起きている間、私はフロリダで息子と一緒に休暇を楽しんでいたんです。[…]だから、さっきも言ったように、私はただ息子と楽しい時間を過ごしていただけで、事情は知りません。誰が何をはじめて、何を言ったのか……。マンディ・レオンとヴェルヴェット・スカイ(ユニット”The Allure”の仲間)は自分たちの仕事を楽しんでいるだけです。
騒動自体に関わりたくないという姿勢が伺えるコメントです。マーキュリーの告発によれば、ROHでの女子レスラーの報酬は24,000ドルを上回ることがありません。ラブもこれに該当するはずですが、これへの言及はなし。
一方で、マーキュリーの告発に異を唱えるレスラーもいます。彼の
- 医療スタッフ不足
- 脳震盪のプロトコルが存在しない
この2点について、サイラス・ヤングは「7年間のROHでの活動の中で、ショーに医療スタッフがいなかったことなんてなかったと思う」とコメントし、自身も脳震盪を起こしたTKオライアンは
試合が終わるとすぐに脳震盪を起こしたとわかったんだ。ひどいことは何も起こらなかったが、それはただの偶然だった。けがをしているとROHに伝えたら、すぐに返事が来てね。私の状態をチェックし、大丈夫だと確認してくれた。ROHは素晴らしいよ。クラインとジョーイに反対する立場を取るわけじゃないけど、俺はROHのプロレスラーだから。これは重要な違いだ。誰も彼女の後を追う必要なんかない。人は他人を非難することなく、自分が信じることを守ることができる。大人なら誰でもわかることだと思う。
と語り、ROHを擁護しています。
レスラーが所属団体の擁護に回るのは自然なことだと思います。ROHを知る第三者の意見が聞きたいですね。