2019年10月2日から始まったWWE・NXTとAEW・Dynamiteによるテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」。新型コロナウイルスの感染拡大によって両番組が無人の会場で番組を収録するようになった今も争いは続いており、2020年はAEWが無敗で連勝を続けています。
これまでにもいろんな人物がそれぞれの立場でこの競争について語ってきましたが、ついにNXTのシニア・プロデューサーであるHHHが水曜日の夜について語りました。下の言葉は、ライターがDynamiteがレイティングで連勝を続けていることに言及した後に続きます。
俺は長期戦の信奉者でね。正しい商品を作っていれば、そのうちに気付いてもらえるものさ。何年も前の月曜日の夜のことを思い出すよ。今とは違うやり方だけど、WWEはより良いショーをやっていた。内容も相手より充実してたよ。それでも(WCWに)負けてたんだ。「戦争」には勝てていなかったが、WWEは「自分たちが何者なのか」に忠実だったんだよ。
どんなに面白くても、それを維持することができなければ華々しさは失われてしまう。私にとっては、長期的な継続こそが勝利への道だよ。最初から言っていることだが、週ごとの数字は気にしていない。毎週できる限りベストなショーを提供することが大事なんだ。
ウェンズデー・ナイト・ウォーズが始まってから、NXTはレイティングではDynamiteに劣ることが多いのが現実です。しかし、試合内容やストーリーでは意地を見せることが多く、たくさんのファンを惹きつけています。
競争が生じることによって業界全体が活性化されることは間違いありません。今は新型コロナウイルスの感染拡大によって苦境に立たされていますが、これからも両番組にはプロレス界を盛り上げてほしいです。
(SI)