AJスタイルズの息子エイヴリー・スタイルズを巡る「下積み」論争に、レクシス・キング、ムース、AJフランシスが反応しました。3人はそれぞれの経験からエイヴリーを擁護し、批判派のアリック・キャノンやインディーでの慣習に異議を唱えています。
発端は、ナタリアがGCWで試合をしたエイヴリーに対して「下積みをする意思がある」と評価したことでした。これにキャノンが反発し、「GCWの興行でエイヴリーが会場設営などの手伝いを避けていた」と主張。エイヴリーの父AJは、「息子が依頼された仕事は試合であり、問題があるなら本人へ直接伝えるべきだ」と反論していました。
レクシス・キング「僕らは違う扱いを受ける」
最も詳しく自身の考えを説明したのがレクシス・キングです。父ブライアン・ピルマンを持つ二世レスラーとして、「著名選手の息子がインディーへ進む道は一般的な新人とは異なる」とし、自身もNXT入りまでリング設営をした経験がなかったと明かしました。
俺はまだ5試合しかしていない頃から、プロモーターが飛行機を用意してくれて、集合時間まではホテルで待っていてくれと言われていた。会場に着いた時には、リングはもう組み上がっていた。
簡単に言えば、俺らみたいな立場の人間は違う扱いを受ける。でも、それは彼のせいじゃない。この子は、ほとんどの人には理解できないような別の重荷を背負っている。父親の偉大さに応えなければならないという期待だ。
俺はNXTに来るまで、一度もリングを組んだことも、撤収したこともなかった。でも、NXTでそれを始められて本当によかったと思っている。プロレスという魔法を作るために、どれだけの仕事が必要なのかをたくさん学べたからだ。
NXTに入るまでは、業界の誰からも王様みたいに扱われていた。でも、ここでは指導する人たちがみんなと同じように扱ってくれて、俺を謙虚にさせてくれたんだ。
エイヴリーに道を教えるのは、インディー側のリーダーたちの役目だ。彼は若くして身体を張り、あなたたちの興行にいつも以上の注目を集めている。それなのに、直接本人と話すのではなく、ネットで晒し上げたいのか?
だったら言わせてもらうよ、アリック。あなたの投稿で次の興行のチケットが増えることはなかった。でも、エイヴリー・スタイルズがカードに入れば、売れると思う。
それが彼のBIRTHRIGHT、生まれながらの権利だからだ。
ムースは「インディーで下積みしろという考え自体がくだらない」
ムースは、さらに踏み込んでインディーにおける「下積み」という考えそのものを批判しました。テレビ団体なら事情は違うとしつつ、キャノンがエイヴリーへ助言する構図にも疑問を示しています。
インディーで20年やってきたベテランが、プロのトップレベルで史上最高クラスの一人になった選手の息子にアドバイスしてるなんて、ちょっと笑えるよ。
AJフランシスはNXTとインディーの違いを指摘
AJフランシスは、自身がNXTに所属していた頃とインディーで活動した際の違いを挙げました。NXTのフロリダ州内のローカル興行では毎回リングの設営と撤収をしていた一方、インディーでは一度も同じ作業をしていなかったとしています。
でも、インディーでは一度だってリングに触ったことはない。それについて、あのクソみたいなレスラーどもの誰一人として、俺に何か言ってきたこともない。
キャノンはAJスタイルズのファンにも矛先
こうした反応が広がる中でも、キャノンは自身の姿勢を変えていません。その後のXでは、AJのような選手とネット上でやり取りする際の欠点として、そのフォロワーから大量の反応が届くことを挙げ、AJファンを強い言葉で批判しました。
今、俺の通知欄は文字通り、プロレスファンの中でも一番愚かで無知な連中で埋め尽くされている。
三者三様の下積み論
誰もが経験する「下積み」。3人の発言を並べると、エイヴリーを擁護する理由が同じではないことが分かります。キングは二世レスラーが最初から特別扱いされやすい現実と指導する側の責任を挙げ、ムースはインディーで下積みを求める文化そのものを批判。AJフランシスは、自身もNXTでは設営を経験した一方、インディーでは求められなかったという実体験を示しました。
つまり、この議論はエイヴリーが当日手伝ったかどうかだけではなく、新人が何をすべきか、その慣習を誰が教えるべきか、公のSNSで批判することが適切なのかという問題にまで広がりました。偉大な父を持ち、デビュー戦から大きな注目を集めたエイヴリーには、今後もこうした形で議論の的になりそうです。
(情報源: Lexis King X / MOOSE X / AJ Francis X / Arik Cannon X / Fightful)
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