【新日本プロレス】デビッド・フィンレーが野毛道場での過酷な日々を回想「最初の1週間は辞めさせようとしてくる。本当にキツい」

新日本プロレスAEWインタビュー

デビッド・フィンレーが、2015年の新日本プロレス入団後に野毛道場でヤングライオンとして過ごした日々を振り返りました。その過酷さは、誰が語っても壮絶です。

父が描いたキャリアプランから新日本プロレスへ

フィンレーは、15歳ごろから父フィット・フィンレーと共にプロレスラーとしての進路について語り合い、どのように成長していくかの計画を立てていました。すぐにWWEの育成環境へ入るのではなく、「まずはアマレスを経験し、プロレスラーとしてイギリスやドイツ、日本で異なるスタイルを学んでからアメリカへ戻る」という考えを途中まで忠実に実行していたものの、2015年に新日本入りを決断。当初は日本で約6カ月を過ごす想定でしたが、そのまま新日本を主戦場とし、2026年にAEWへ移籍するまで約11年間在籍することになりました。

クリス・ジェリコのPodcast番組「Talk Is Jericho」に出演したフィンレーは、ジェリコから道場生活について聞かれ、イギリス時代から知っていたジェイ・ホワイトと野毛道場で再会した直後の出来事を振り返りました。

道場に着いたらジェイ・ホワイトがいたんだ。俺はスクワットの恐ろしい話を聞いてたから、着いて5分くらいで「で、スクワットは何回やるんだ?」って聞いた。そしたら「落ち着けよ。俺が今までやった中で一番多くても500回くらいだ」って言うから、「それなら楽勝だな」って思ったんだ。
次の日、練習が始まった瞬間に「1000回スクワット」って言われた。「嘘だろ!」って感じだったよ。日本語で数えながら、みんな叫んでる。でも俺はまだ日本語が分からないから、何回目なのかも分からない。ただ時計を見てた。45分くらいかけて1000回だよ。ちゃんとした形でできてたかは分からないけど、やった。あれは本当にきついよ。

しかも、1000回のスクワットは初日だけではありませんでした。フィンレーによれば、入門直後は技術を教える以前に、「本当に道場生活を続ける覚悟があるのか」を試されていたといいます。

最初の1週間は、基本的に辞めさせようとしてくるんだ。どれだけ本気でやりたいのかを見たいからね。
最初の1日目、2日目、3日目は1000回スクワットから始まった。3日目は本当にきつかったよ。その後は500回とか600回になって、「よし、これは楽だ」って思った。まあ、楽になったっていう意味だけどね。

洗濯、ちゃんこ、荷物運び。ヤングライオンとしての日々

トレーニングを終えても仕事は続きます。先輩たちの洗濯や食事の準備、巡業での荷物運びなど、リング外の仕事もヤングライオンの大切な仕事です。

道場に出入りするみんなの洗濯をして、たたんでロッカーに入れる。誰かが昼食当番になって、ちゃんこ番としてその日の鍋を作る。肉と野菜とスープみたいなものだね。
俺、一度だけちゃんこ番をやったんだけど、それ以降はやらせてもらえなかった。道場で俺より上だった人に「お前がちゃんと作らないと俺が怒られるんだよ!」って言われて、ちゃんこ番を禁止されたんだ。
バスから最初に降りて全員の荷物を下ろして、出発するときは最初に行って全部積む。会場に着いたら水なんかを入れたクーラーボックスを準備して、みんなのリングジャケットを預かる。本当に雑用を全部やるんだ。自分のエゴなんて、道場の入口に置いてこないとダメだよ。

試合の日には、自分の出番が終わってもリングサイドへ戻り、ほかの試合を間近で見続けました。地方巡業からG1 CLIMAXの決勝戦まで、立場や規模の異なる試合を毎日のように観察できたことも、道場時代の大きな経験だったとしています。

棚橋弘至を見て、時間をかけることをたくさん学んだ。観客の声を聞いて、そこから動いていくのが少しずつ分かるようになったんだ。
それまでの俺は、事前に決めたことを全部急いでやるだけだった。スターがスターでいる姿を見て、あの人たちが何をしているのか、その一部分でも理解しようとしてたよ。

とにかく厳しい野毛道場。たとえ世代が違っても、道場生活の基本的な考え方や厳しいトレーニング、雑務は同じです。道場は、途中で投げ出さないこと、先輩の試合を近距離で観察することまで含めて育成の仕組みになっていました。今のフィンレーがあるのも、野毛道場で過ごした日々があるおかげです。

ちなみに、現役の新日本プロレス所属レスラーであるOSKARも、野毛道場の厳しさについて率直に語っています。

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(情報源: Talk Is Jericho / Wrestling Observer / Spotfight Wrestling Podcast)

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