ランス・アーチャーにとって、2019年は飛躍の1年となりました。デイビーボーイ・スミス・ジュニアが新日本プロレスを退団し、KESとしての活動が停止した影響もあり、彼はシングルプレイヤーとしてのチャンスを得ることになりました。G1 CLIMAXでの猛アピール、IWGP US王座戴冠……。下半期は、これまでにファンが「見たい!」と思っていたような活躍を見せてくれました。
2020年、彼はAEWへの移籍を決断しました。新日本を去り、若い団体に加わった理由は何だったのでしょうか?Wrestling IncのPodcast番組にゲスト出演した際、彼はこう語っています。
俺が人生を挑戦するものだと考えていることが理由の1つだと思うな。(AEWへの移籍を)次のステップ、新しい挑戦だと考えたんだ。AEWのことは、ヤング・バックスやCody、ケニー・オメガたちがAll In(AEW設立のきっかけになった1万人規模の自主興行)を開催した最初期の頃から大々的に支持していたんだ。プロレスというビジネスにおいて何をやってくれるのかを理解していたからね。
新日本に残るか、AEWに移籍するかという選択肢があった。俺は、それを「新たな一歩、新たな挑戦、そして帰国する機会」だと捉えた。日本のことは大好きだよ。日本に行くのも、日本のファンも、日本でやってきたことも大好きだ。でも、帰国したことで、アメリカのテレビ番組に出たり、家族や友人と会ったり、アメリカをツアーしたりすることができるようになった。
これらすべてのこともあって、断るわけにはいかないほどいいチャンスだと思ったんだよ。
異国で活動することの大変さは体験してみないとわからないのでしょう。特に日本とアメリカは地球の裏側同士にある国で、行き来するのが大変です。
いろんな理由があってAEWへの移籍を決めたアーチャー。新天地でも活躍の機会を与えられていますし、今後も目が離せません。