ワクチンの摂取が始まり、新規感染者の数がピーク時より減っているとはいえ、アメリカでのコロナ禍の収束にはまだまだ時間がかかりそうです。
Fightfulによれば、最近、WWE・NXTでまたしてもコロナのアウトブレイクが起きたとのこと。マスクを着用していない選手たちや訓練生たちから感染が広まったとされています。なお、普段から用心していたにもかかわらず、WWEパフォーマンス・センターの外で感染してしまった陽性反応者もいたとのことです。
NXTでは定期的にアウトブレイクが起きており、番組への影響も少なくありません。WWEの最高責任者ビンス・マクマホンは、コロナ対策が不十分な選手たちが少なからず存在し、陽性反応者が出てしまうことにうんざりしているようです。
2020年末のパーティに参加してコロナに感染したスティーブ・カトラーが解雇された理由は、ビンスが一部の選手たちに対して「安全な労働環境」を約束していたことだとされています。例えば、ローマン・レインズは白血病のキャリアであり、ダニエル・ブライアンには生まれたばかりの子どもがいます。
この例からもわかるように、ビンスはパンデミック下での「安全」にこだわってきました。彼は、選手やスタッフに対し、コロナ感染のリスクについてもっとよく考えることを求めています。しかし、それでもマスクをせずにディズニーランドを満喫した選手・スタッフがいたそうで、ビンスが激怒するという事件が数週間前にあったそうです。スーパーボウルが開催される数日前には、選手たちに対し「マスクをしないままスーパーボウルのパーティーに参加しないように」とメッセージを送ったとのこと。
WWEにコロナのリスクを軽視する選手が存在することは以前から問題視されていました。どうにかならないものなのでしょうか?
(Fightful)