TNTとの契約が発表されたAEW。5月25日に開催される旗揚げ興行”Double or Nothing”のPPV配信も決まり、本番に向けたプロモも増えていくことが予想されます。
AEWの副社長であるヤング・バックス(マット&ニック・ジャクソン)がWrestlingNews.coのインタビューに応じ、WWEスーパースターのAEW移籍や、AEWが求める人材などについて語りました。インタビューを一部を紹介します。
WWEスーパースターはAEWに移籍するのか
ニック: そう思うよ。色んな話を聞いてる。私たちにはWWEで働く友人がたくさんいるので、彼らからも話を聞いてるんだ。私たちはプロレス界の景色を変えたんじゃないかと個人的には思っている。競争をもたらしたんだ。
今年、WWEでは退団を要求するレスラーが複数人現れています。彼らがAEWへの移籍を考えて退団を希望したのかどうかはわかりませんが、WWEは彼らのAEW移籍を恐れ、ほとんどの要求を却下しています。受け入れられたのはヒデオ・イタミとタイ・デリンジャーだけ。ディーン・アンブローズは契約切れのタイミングでの退団でした。
今年の9月にWWEとの契約が切れるカール・アンダーソンとルーク・ギャローズは、そのまま退団することが予想されています。彼らのようなケースでWWEを去るレスラーがAEWに移籍する可能性は高いでしょう。とはいえ、どんなケースであれ、すぐにWWEからAEWに移ってくるレスラーが現れるわけではありません。
AEWが求める人材とは
ニック: 基本的には、うちのロースターを見てくれ。彼らは全員私たちが求めていたレスラーだ。
まだ言及することができないカップルがいるかもしれない。まだ何人かと交渉しているかもね。何か大きなサプライズが起きてほしい。あと10日でビッグ・ショーだ。
AEWのロースターは、とにかく体が動くレスラーと観客を乗せるのが上手なレスラーが多いことに気づくはずです。少なくとも、ビンス・マクマホンのように巨体のレスラーが好きで仕方がない団体ではないということは確かです。AEW自身が意識する加藤家は別として、ファンはWWEとの違いに目が行ってしまうはず。そこでどういった価値観を提示できるかがAEW成功の鍵になりそうです。
(参考: 411Mania)