4月のレッスルマニア35で引退し、現在はプロデューサー職の勉強に勤しんでいるカート・アングル。先日、AEWがかつてWCWを放送していたテレビ局TNTとの契約を発表した後で応じたインタビューの中で、アングルはAEWについて言及していましたので、紹介します。
「WWEに追いつこうと思ってはいけない」
「AEWがうまくいくことを信じている」と語るアングル。ただし……。
かつてのTNTはうまくいっていた。WCWもそう。ROHだって素晴らしい時期があった。でも、WWEに追いつこうと思ってはいけないよ。もしそれを目指すのなら、支払うべきではない規模の金額を使わないといけない。
- 無駄なお金を使わないこと
- WWEと同じ規模の団体になることを狙わないこと
この2つをアドバイスしたアングル。そのかわりに、業界第2位の団体になるよう努力することを推奨しています。
No.2になることを推奨
彼らは第2位の団体になるだろう、ということを理解する準備をするべきなんだ。もしナンバーワンになりたいのなら、好きにすればいい。
やれよ。金を使え。できるかどうか確かめてみればいいんだ。でも、WWEになれるかどうかは極めて疑問だ。特に、現時点ではね。WWEはグローバルな団体だ。雪山を転がり落ちる雪玉のような存在だ。どんどん巨大になっている。もう小さくなることはない。常に大きくなり続けるんだ。
WWEの成長に追いつくことはできないから、第2位の地位を確固たるものにしろ!ということですね。TNAはWWEに追いつこうとして衰退してしまいましたが、AEWは過去の失敗から学ぶことができるでしょうか。
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