2021年のWWEでは多くのロースターが解雇されています。
ブレイ・ワイアットやブラウン・ストローマンのような人気者も解雇されるようになった状況に対し、WWEで長年活躍している選手の中にも不安が広がっているとされています。特に、今後大きな変化が起きていくNXTのロースターは大変です。
経費削減の指揮を執るニック・カーン社長は、BT Sportの取材に対し、相次ぐロースターの解雇についてコメントしています。
理由は1つではないと思う。私が考える最終的な判断基準は、「この選手は今、あるいは近い将来に何らかの変化を起こしてくれるかどうか」ということじゃないかな?ところで、WWEは2日間に渡ってラスベガスでトライアウトを開催した。HHH、ジョニー・エース、ブルース・プリチャードも我々と同じように腰を据えて参加していたな。そこで12人の選手と契約したわけだが、「ああ、だから我々は他の選手たちをカットしたんだ」とまでは言わないまでも、WWEは常に次のことを考えているんだよ。
我々が生きているのは現在であり、未来だ。過去ではない。だから、団体から去った選手たちが自分の人生やキャリアを前に進めることは、我々にとっていいことなんだよ。WWEにとって重要なことは、その時その瞬間に我々のプロダクトにとって何が有効なのかということと、将来的に有効になるものは何なのかということ。現在のロースターの大部分はこの考えに基づいているんだ。
ドライですが、常に利益を追求するという点ではビジネスマンのあるべき姿なのかもしれません。別の話かもしれませんが、シカゴで1万人のファンが狂喜乱舞した団体があるならこっちは5万人の観客の前でベッキー・リンチとブロック・レスナーを復帰させるぞ、という采配は凄まじかった…。これがニックの指示によるものなのかはわかりませんが、SummerSlamではWWEの本気を見ました。
(SESCOOPS)