プロレスはテレビやDVDで見るもの、という時代は終わりつつあります。大手プロレス団体が独自の配信サービスを用意して定額制でイベントの配信を実施するケースが増え、イベント開催後の収益をDVD販売で賄おうという団体は少なくなっている印象です。
ファンにとって、DVDやBlu-rayというフィジカルなメディア(グッズ)を所有することは喜びの1つです。棚などにグッズを並べ、悦に浸るのは至福の時間。しかし、時代の流れには逆らえません。
Wrestling DVD Networkによれば、WWEは2021年をもって北米でのDVD & Blu-rayの新作発売を終了するそうです。現状では、最後に発売されるソフトは「Survivor Series 2021」(12月28日発売)になるとのこと。近年のWWEはこれらのメディアに力を入れておらず、WWE NetworkとPeacockでの動画配信に意識を向けています。WWF時代から様々なメディアでの映像作品を販売してきた団体が、フィジカルなメディアから去ろうとしているのは少し悲しいです。
北米以外の地域での販売がどうなるかはまだわかっていません。ヨーロッパではWWEのDVD & Blu-rayのセールスパフォーマンスが良くなっているそうで、イギリスでは2022年3月まではDVDが販売されるようです。
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