現地3月6日に開催されるPPV「Revolution」でハングマン・ペイジの持つAEW世界王座へ挑戦するアダム・コール。
彼がこれまでに積み重ねてきた実績を考えれば、AEW世界王座にふさわしい存在だと言えるでしょう。しかし、業界の重鎮エリック・ビショフは、彼がタイトルを獲得するべきタイミングは今ではないと考えているようです。
自身のPodcast番組の中で、彼は次のように持論を展開しました。
彼が勝って「やったぜアダム!」と思ってくれるファンが何割かいるとしても、2ヶ月後には「別のやつにしろー」と言われるようになってしまう。ハードコアな観客ってのはそういうものだ。俺ならこのタイミングで王座をほしいとは思わないかな。
要するに、ハングマン・ペイジがそうだったように、ファンが「チャンピオンになってくれ」と渇望する存在になるまでキャラクターが熟成されるのを待つべきだ、という意見です。AEW入団後のコールは大活躍を続けていますが、もっともっとキャラクターを高めていく必要があるとビショフは考えているようです。
また、ビショフはレスラーの体格についても持論を述べています。コールがそうであるように、現代のプロレス界では体格に恵まれているとは言えないレスラーたちにスポットライトが当てられる機会が以前よりも増えています。WCWを率いていたビショフは、この件についてどう考えているのでしょうか?
俺は、プロレスラーの体格が以前よりも重要ではなくなっていると思う。ただ、今もなお重要な要素の1つだ。テレビでは身体の大きなレスラーのほうが目立つし、それがプロレスというジャンルを成立させているんだよ。とはいえ、必ずしもフィジカルが優れている必要はない。テレビ番組で「俺はユニークだ、他の奴らとは違うんだ」ということを示し、ある意味でファンに「憧れさせる」ことが大事なんだよ。
(SESCOOPS)