UFCで大活躍したのち2018年にWWEへ入団し、プロレスラーとしても結果を残しているロンダ・ラウジー。
2019年のレッスルマニア35ではベッキー・リンチ & シャーロット・フレアーと共にメインイベンターを務め、2021年には第一子を出産。2022年にWWEへ復帰しました。
彼女はWWEの中でもトップレベルの知名度を誇り、WWEを見たことがない人でも彼女のことは知っている、という人が世界中にいるレベルです。その存在はとても重要で、プロレスラーとして活動してくれているだけでも本当にありがたいくらいですが、プロレスに対する姿勢がたびたび問題視されることもあります。一番話題になったのは「フェイクファイト」発言ですね。
そんな彼女がプロレス界に飛び込んだばかりの頃について、レジェンドレスラーのカート・アングルは次のように振り返っています。
ロンダはこの世界を完全には理解していなかったと思う。ファンは彼らのやり方でリアクションするものなんだよ。それについてレスラー側からできることは本当になにもない。ある程度はナビゲートできるけど、自分がほしいと思うリアクションを正確に引き出せるかどうかはわからないし、その時のリアクションを受け入れるしかないんだ。
プロレスラーとファンの関係は難しいものです。ファンはちょっとしたことでレスラーのことを好きになったり嫌いになったりしますし、レスラーが望んでいる関係を築くことができるとは限りません。2021年のCodyがいい例でしょう。ラウジーはUFCという誰もが知るキャリアを背負ってWWEに入団したわけですから、ファンには先入観もありました。
しかし、アングルは2022年のRoyal Rumbleで華々しく復帰したラウジーのことを高く評価しています。
ラウジーがランブルで優勝するのを見てたよ。彼女はシャーロット・フレアーと一緒にレッスルマニアのメインイベントに出るんだろう。復活したんだ。数ヶ月前に出産したばかりなのに、驚くね。怪物、サラブレッドだ。ロンダ・ラウジーは唯一無二の存在だと思う。