ジェイ・リーサル & サンジェイ・ダットと組み、サモア・ジョー & ジョナサン・グレシャムとの抗争に入ったルーキーレスラー、サトナム・シン。
インド人として初めてNBAのドラフトに指名されたという経歴を持つ身長221センチの大巨人は、そのデビューの仕方に賛否両論が巻き起こるという災難もありましたが、とにかく注目を集めていることは間違いありません。
NBAの選手から引退した後、2021年9月にAEWと契約したシン。実は、彼は2017年にWWEのトライアウトを受けていました。しかし、この時はWWEとの契約に結局「ノー」の決断を下し、再びNBAの世界に戻っていました。
WWEにとっても、彼の経歴やインド人という特徴はぜひともほしいところ。今回、シンはなぜWWEではなくAEWを選んだのでしょうか?ルビー・アローラによるインタビューの中で、彼は次のように語っています。
(WWEでのトライアウトについて)唯一の後悔は、俺が「レスラーになれる」ということを理解できていたら、ということなんだ。もしわかっていれば、俺はあの世界で良いレスラーになれていたと思う。4〜5年前のチャンスに、もし「イエス」と言っていたら。ビッグで、ヒュージで、ジャイアントなレスラーになっていたはずだ。
WWEのことは気に入っていたんだ。でも、AEWも好きだった。AEWはまだ設立から2〜3年しか経っていない新しいブランドで、非常に盛り上がっている。もし俺がAEWに行けば、再び「初めての」の称号を得られると思った。AEW初のインド出身レスラーになれるって。
俺はAEWでインドの歴史をつくるつもりだよ。WWEに行ったとしても、それはそれですごいことなんだけど、あそこにはもうインド人がいるでしょ。インド人がいない団体でキャリアをスタートして、そこで歴史を作っていけばいい。俺のためだけじゃなく、インド人レスラーのため、みんなのためにね。
自身の体格を活かし、活躍することで後輩の道を開く。彼自身は名声を得る。開拓者としての野心に溢れていますね。応援したくなりました。