AEWと新日本プロレスの合同興行「Forbidden Door」で実現するはずだったブライアン・ダニエルソンとザック・セイバー・ジュニアによるテクニシャン頂上決戦。
ブライアンの負傷により試合は中止となり、ザックはブライアンの代役としてサプライズ登場したクラウディオ・カスタニョーリ(元WWEセザーロ)と対戦することになりました。この試合は明らかにクラウディオへの歓声が大きく、ザックにとっては完全にアウェイな状況の中での試合となりましたが、それでも持ち味を発揮して名勝負を作り上げた彼の実力には賞賛しかありません。
さて、クラウディオは2022年2月にWWEとの契約を満了し、11年に及ぶWWEでの活動に終止符を打ちました。その後、彼は様々な団体やイベントからのオファーを一切断り、プロレスラーとしての活動を停止。Forbidden Door出場に向けたトレーニングは開催の数週間前から始めていたそうですが、それ以外に彼の復帰に関する情報はほとんど漏れてきませんでした。
レスリング・オブザーバーによれば、彼がAEWへ入団したことで、WWEの元同僚たちがショックを受けているそうです。彼との契約が満了する前、WWEは彼を残留させるために新契約のオファーを出しました。彼がAEW行きを決めたということは、WWEからのオファーを上回るアプローチがAEWからあったということ。そこに驚いた……という話のようです。「彼がWWEでプッシュを受ける見込みこそなかったものの、相当な金額を稼ぐことができたはずだ」と考えられいたことも影響しているみたいですね。
WWEとは異なり、「AEWがレスラーたちにどの程度の年俸を支払っているのか」という情報はめったに漏れてこないため、私たちがクラウディオの年俸を知ることもないでしょう。ただ、WWEの元同僚たちがショックを受けるような金額であろうことが推測される…ということだけは確かです。
(Wrestling Observer, Cultaholic)