2021年、WWEのスカウティングに大きな変化が起こりました。
インディシーンからのレスラー獲得を中止し、ルックスや体格に恵まれたプロレス未経験のアスリートたちとの契約を重視するようになったのです。トライアウトには様々なバックグラウンドを持つアスリートたちが参加し、契約を勝ち取りました。
その一方で、インディシーンを軽視。軽量級の選手も多かったHHH時代のNXTが終わり、メインロースターとして活躍できるスター候補生を育てるNXT2.0にリブランディングしたことはその象徴的な出来事だったと言えるでしょう。
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しかし、この傾向は緩んでいくことになりそうです。レスリング・オブザーバーによれば、SummerSlamの週末にナッシュビルで開催されるトライアウトにはインディシーンで活躍するレスラーたちが今まで以上に参加するとのこと。
もちろん、「ルックスの良いアスリートを重視」という方針の根本は変わりません。ただ、WWEで活躍することを目指すレスラーたちへ門戸が開かれたのはいいニュースですね。オブザーバーは、このことが示唆しているのは、WWEはアスリートとインディレスラーの比率の中間地点を模索しているということだ、と指摘しています。
(Wrestling Observer, Cultaholic)
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