ビンス・マクマホンの引退は、ウォール・ストリート・ジャーナルがスクープした性的非行 & 不倫隠蔽スキャンダルが原因だとされています。
現在、この件についてWWE役員会と証券取引委員会、連邦政府が調査に乗り出しており、特に連邦政府による調査がビンスに引退の決断を急がせたようです。
彼の引退により、WWEには様々な変化が訪れるかもしれません。彼は今後も大株主として団体と関わっていきますが、共同CEOに就任したステファニー・マクマホン、そしてタレント・リレーション部門 & クリエイティブの責任者となったHHHの舵取りはビンスのそれとは方向性が異なる可能性が高いとされています。
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しかし、ビンスと親しかった選手たちにとって、今回の引退は複雑でしょう。経緯が経緯なだけにうかつな発言もできませんし、こうした形で天才のキャリアが終焉したことへの思いを整理できていないかもしれません。
ビンスのものでビッグスターとして羽ばたいたAEWのブライアン・ダニエルソン(ダニエル・ブライアン)は、Wrestling Incによる取材の中でビンス引退について質問され、次のように答えました。
まず第一に、ノーコメントだね。それと、ビンスのことについて言いたいのは、愛についてだ。愛している人が過ちを犯したとしても、その愛には何の関係もない。
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