AEWには多くの優秀なレスラーが在籍しており、全員が適切なスポットライトを浴びることができているわけではありません。
アンドラーデやミロといった中堅どころのレスラーは現在のブッキングに不満を持っているとされ、ファンからも様々な意見が飛び交っています。
こうした話題が出ると、ロッカールーム全体の雰囲気が悪くなっているのではないか、と勘ぐる声も聞こえてくるようになります。実際のところはどうなのでしょうか?
Podcast番組「Superstar Crossover」に出演したトニー・カーン社長は、一部のレスラーがブッキングに不満を持っているという噂について、次のように語っています。
我々は素晴らしいクルーと共に前進していて、ショーの内容にもとても満足しているよ。素晴らしいチームもいるしね。最近は団体内で昇進もあって、チームが増えたんだけど、新しいグループとのコミュニケーションがさらに良くなっていけばいいなと思っている。これだけ大きなチームだと、俺がいろんな場所でたくさんの人と話をするのは大変だからさ。
AEWの環境はとても良いし、バックステージも優秀だ。この夏は我々にとって素晴らしい季節になっているし、さらに良くなっていくと思うよ。たくさんのビッグスターが離脱している状況ではあるけど、そうした中でポジションを維持できるのは素晴らしいことだ。
ロースターの全員をショーに出すことはできない。テレビ番組の放送時間が毎週3時間だというのは、ある意味大変なことなんだよ。競合団体は毎週7時間も番組を放送しているけど、ロースターには2倍以上のチャンスがあるってことでもあるからさ。
だから、出番を得るための競争は大変だ。テレビ番組であろうとネット配信番組であろうと、出番を増やすために最大限の努力をしなければならないわけだからね。
努力や実力と機会が釣り合っていれば不満も出ないのでしょうが……難しいところですね。毎週の放送時間を増やせば解決、という単純な話でもないでしょうし、そもそも放送枠を拡大するのは簡単なことではありません。
(SESCOOPS)