WWEで機会に恵まれなかった実力者がAEWへ移籍する。2020年以降珍しくなくなったこの光景は、すべてのレスラーを幸せにしているわけではありません。
アンドラーデ、ミロ、PAC、マラカイ・ブラックといったレスラーたちはAEWで中堅どころとして起用されることが多く、そのことにすべてのファンが納得しているわけではないでしょう。彼らはいずれも非常に優れたレスラーで、もっと活躍の機会が与えられてもいいはずだ、と考えるファンも多いはず。
そして、少なくともアンドラーデとミロは現状に不満があるようです。先週末から、2人はブッキングに対する不満を密かに吐露しています。
Rampageでジョン・モクスリーの持つ暫定AEW世界王座にマンス・ワーナーが挑戦したことに対し、ミロは「この男は誰なんだ?」とツイート。そして、「君はまだAEWにいるのか?WWE時代の方が良かったみたいだけど」というファンからのツイートに「いいね!」しました。
そして、アンドラーデは、とあるファンが
トニー・カーン社長さ…。あんたはミロと契約したけど、彼に一体何をさせるつもりだったんだ?まさかルセフ・デイが懐かしくなるとは思わなかったよ。彼はWWEにいた時よりも扱いが悪いじゃないか。アンドラーデも同じだ。
というツイートに「いいね!」。不満を言葉にはしないものの、何らかの思いがあるのは間違いありません。
アンドラーデは6月24日、ミロは6月26日以来AEWのリングで試合をしていません。
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